カラオケで遭遇する「キーン」
せっかく気持ちよく歌っているのに、「キーン」が気になって曲に集中できなくなった…なんて経験はありませんか?
この『キーン』の正式名称は『ハウリング』。
今回は、そんな『キーン』こと『ハウリング』の対処法をご紹介します♪
なぜキーンとなるの?
カラオケの設備には、マイクやデンモクなどがありますが、ハウリングに関係するのはマイクとスピーカーです。
当たり前の話ですが、マイクに入力された音声はスピーカーから出てきますよね?
ハウリングとは、マイクに入力された音声がスピーカーから出る→スピーカーから出た音をマイクが拾う→スピーカーから出た音をマイクが拾う、…と繰り返されることで音が増幅され、あのような不快音が出てしまう現象のことを言います。
ちなみに、バンドマンなどは、ハウリングすること・したことを、「ハウる」「ハウった」なんて言ったりします。
ハウリングの対策法については、次章から詳しく説明しますが、基本は『スピーカーから出た音をマイクに拾わせないこと』です。
カラオケのキーンの原因と対策①使っていないマイク
カラオケの部屋には、たいていマイクが複数ありますよね?
使ってないマイクの電源が入っていて、そのマイクがハウリングの原因だったりします。
使ってないマイクはOFFにしましょう!
カラオケのキーンの原因と対策②マイクの持ち方
マイクグリル(メッシュ部分)に手が重なる持ち方は、ハウリングになりやすい持ち方なのでNG。
マイクは、マイクグリルのすぐ下、もしくは少し下を持ってください。
また、マイクの先の延長線上に口があるようにして、角度は床に対して並行もしくはマイクの先端が少し上を向く程度にしましょう。
カラオケのキーンの原因と対策③ワイヤレスマイク
最近のカラオケでは、ワイヤレスマイクが多いですが、ワイヤレスマイクは他の電波と混線するなどして、調子が悪くなる場合があります。
こんな時は、使っていないマイクに持ち替えてみましょう。
カラオケのキーンの原因と対策④歌う場所
マイクを持ち替えてもハウリングが続くなら、歌う場所を変えてみましょう。
基本的に、スピーカーの近くだったり、スピーカーの正面の延長線上はハウリングしやすい場所です。
また、同じ場所でも立っていたらダメだけど、座ったら大丈夫だったりしますので、いろいろと試してみましょう。
カラオケのキーンの原因と対策⑤マイクの故障
マイクを替えても、歌う場所を変えても変化がないなら、マイクが故障しているのかもしれません。
カラオケでは、マイクをテーブルから落としたり、ジュースをこぼした時に濡らしてしまったりと、マイクは過酷な使われ方をしています。
ここまでの対処法でダメだったら、「ハウリングがひどくて…」と店員さんに伝えて、マイクの交換をお願いしてみましょう。
カラオケのキーンの原因と対策⑥エコー
マイクを交換してもらったのにまたキーン…(泣)
こうなってしまったら、もうやれることは少ないのですが、もう少しだけ悪あがきをしてみましょう。
ここでいう悪あがきとは、エコーの量を調整すること。
エコーとは、残響をコントロールする機能のことです。
エコーをかけることで、カラオケのオケ(演奏)にボーカルが自然に溶け込むので、カラオケにはなくてはならない機能です。
エコーのかけ過ぎは、ハウリングの原因となりやすいので、エコーの量を下げてみてください。
エコーの調整でハウリングが収まったのならば、エコーがハウリングの原因の1つと考えられるので、ハウリングをしないギリギリに設定しておきましょう。
カラオケのキーンの原因と対策⑦イコライザー
キーンという音は、かなり高い音で、耳が痛くなるほどです。
これは高周波の音が増幅されているからであって、イコライザーで高音部分をカットすることで、ハウリングが解消することがあります。
カラオケのキーンの原因と対策⑧マイクの音量
ここまでの対策でダメなら、最後の悪あがきを…。
マイクの音量を下げましょう。
こうすることで、スピーカーから出る音量自体を小さくして、それをマイクが拾わないようにするわけです。
カラオケのキーンの原因と対策⑨スピーカーの音量
最後の最後の悪あがきです…。
カラオケ機器の前面にスピーカーの音量のつまみがあれば、スピーカーの音量を下げてみてください。
カラオケ機器によっては、つまみが背面にあったりしますが、カラオケ機器の背面は気軽に触る場所ではないので、背面にある場合はこの対策はスルーしてください。
カラオケのキーンの原因と対策⑩スピーカーの故障
ここまでで、やるべきことはやり尽しました…。
こうなると、ハウリングの原因は、スピーカーの故障かもしれません。
でも、この場合、素人である我々(お客)にすることはありません。
カラオケのキーンの原因と対策⑪カラオケ機器の故障
同上…orz
カラオケのキーンの原因と対策⑫部屋の形状
極端に狭い部屋だったり、部屋の形が変(通常は四角形)だったりすると、必然的にスピーカーのすぐ近くで歌ったり、スピーカーの正面の延長線上で歌ったりするしかないことがあります。
こればっかりはどうしようもないので、部屋を変えてもらいましょう。
カラオケのキーンの原因と対策|注意点すべきポイント
実際問題、⑧の段階で店員さんを呼んで、部屋を変えてもらうのが得策です。
⑤の段階で、「ハウリングがひどくて…」と伝えてあるので、それでもハウリングがおさまらない状況を説明すれば、スムーズに話が進むはずです。
私達は、カラオケで歌って楽しみに来たのであって、ハウリングの対策に来たわけじゃないのです。
「他の部屋が空いていればそこを使わせて欲しい」、「満室であれば歌えない分の時間を延長して欲しい」としっかりと伝えてください。
店員さんもこのような状況には慣れているので、意外とすんなりいくと思いますよ(^_-)-☆
まとめ
いかがでしたか?
カラオケでのハウリングの原因と対策について、いろいろと紹介してきましたが、たいていの場合はこれらの方法で解決するはずです。
せっかくの楽しいカラオケの時間を、ハウリングでダメにするのはもったいない!
自分であれこれやってストレスを抱え込むより、店員さんに対処してもらうのをオススメします(^^♪