「カラオケで高い声が出ない…」
「この曲、歌いたいけどキーが高いから無理…」
…なんて思ったことはありませんか?
近年の音楽シーンを見てみると、高音のある楽曲が増える傾向にあって、一般の人には歌いづらいと感じる曲も増えてきています。
「高音なんか気にせず、好きな曲を歌いたい!」
今回は、そんなアナタに向けて、高い声の出し方や高い声を出す練習方法をご紹介します♪
高音を出すトレーニング方法①~まずは姿勢から~
猫背のように背中を丸めてしまうと、しっかりと息を吸えませんし、しっかりと声を出せません。
肩幅程度に足を開いて、胸を張りすぎず、丸めすぎず、体から力みを取り除きましょう。
高音を出すトレーニング方法②~目線は前~
カラオケで高い声を出す場面で、上を向いて歌っている人がよくいますよね。
でも、この歌い方はNG。
上を向くと、喉が絞まってしまって、声が出にくくなってしまうんです。
声が出にくい状況で、さらに無理に声を出そうとすると…、はい、喉を傷めます。
高い声を出す時に限らず、歌うときは目線の基本は前。
もしくは軽く下を向く程度と覚えておきましょう。
高音を出すトレーニング方法③~あごを引く~
前章で書いた『軽く下を向く』という行為は、あごをひくということ。
カラオケで立って歌う場合は、モニター画面を見るのでたいていは、この状態にあると思います。
歌いにくくなるので、間違ってもあごを出さないようにしてくださいね(^_-)-☆
高音を出すトレーニング方法④~口角を上げる~
口角とは、唇の両端のこと。
声を出しながら、口角を軽く上げることで、口の上部の奥が広くなり、それと同時に喉が開くのが分かると思います。
「これから高音パートが来る!」という時には、意識して口角を上げることで、顔や喉の緊張が解けて、高音が出しやすく感じますよ♪
高音を出すトレーニング方法⑥~眉間を上げる~
眉間を上げるとは、目を見開くと同時に眉を挙げること。
高音を出す瞬間に意識を眉間に集中することで、喉やアゴは逆に力みがなくなります。
ぜひこの記事を読みながら一度やってみてください。
眉間を上げると、喉やアゴの力みがなくなると同時に、鼻の通りが良くなるのを感じることができるでしょう。
この2点は、ともに高音を出しやすくなるポイントです。
高音を出すトレーニング方法⑦~リップロール~
リップロールとは、唇を合わせた状態で息を吹いて、振動させる練習法です。
唇を振動させることで、声を安定させる効果もあります。
動画を参考に、いろいろなパターンで練習してみてください。
- 地声で低い音
- 地声で高い音
- 地声で低い音から高い音
- 地声で高い音から低い音
- 地声で低い音
- 地声で高い音
- 裏声で低い音から高い音
- 裏声で高い音から低い音
カラオケで歌う前のウォーミングアップにも最適ですよ(^^♪
高音を出すトレーニング方法⑧~エッジボイス~
エッジボイスとは、声帯付近の筋肉を鍛えるトレーニング法です。
これによって、喉の脱力(リラックス)、そして声帯を閉じる感覚を養う事が出来ます。
トレーニングのやり過ぎは、喉を痛めることに繋がってしまうので、喉を休めながら行ってください。
高い声を出すトレーニング方法⑨~裏声(ファルセット)を鍛える~
裏声を出すことは、『輪状甲状筋』を鍛えることに繋がります。
『輪状甲状筋』は、喉周辺にあり、これを鍛えることで、安定した声・音程を出すことができるようになります。
また、最近の楽曲では、裏声自体をメロディーとして用いられていることも多いので、地声の音域を広げるだけでなく、しっかりとした裏声を出せることも大切です。
高い声を出すトレーニング方法⑩~日常生活の中で練習する~
高い声を出すトレーニングは、日常生活の中でも可能です。
その方法とは、高い声で普段の会話をすること。
あなたの音域のベースとなるのは、普段の会話での声の高さであり、高い声を普段から出していれば、音域のベースも高くなるのです。
地声の低い女性が、アパレルショップに勤めて、あの甲高い声の「いらっしゃいませー」を言い続けた結果、普段の声も高くなったという話はよくある話です。
高い声を出すトレーニング方法⑪~ギリギリ歌える高さの曲を歌う~
こちらは、『高い声で普段の会話をすること』に通じる部分がありますが、「ギリギリ歌えるかなー」という高音がある楽曲を歌い、声帯を鍛えるという方法です。
ただ、これまで紹介してきたことを意識して行わないと、トレーニングの意味がないどころか、喉を傷めてしまいかねません。
まずは他のトレーニングをこなして、高い声が出てきた感覚を掴んでから行いましょう。