カラオケなどで、「低い声が出ない!」「もっと低い声を出したい」…なんて思ったことはありませんか?
歌いたい曲があっても、声が出ない音があると、歌いづらいですよね。
高い声が出ない場合は、裏声で切り抜けることもできますが、低い声はごまかしようがありませんし…。
そこで今回は、低い声の出し方や低い声を出す練習方法をご紹介します♪
低い声を出す方法~2種類の『リラックス』~
人によって声帯の長さなどはさまざまで、出せる低音の限界も十人十色。
でも、トレーニングによって、ある程度までの低い声は出せるようになります。
ただ、トレーニングを始める前に、今の低音の声の出し方が正しいかどうかを知ることが大切です。
まず、正しく低い声を出すには、2種類のリラックスが必要となります。
- 体のリラックス
- 喉のリラックス
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう!
体のリラックス
人体は緊張することで筋肉が硬直しますが、カラオケでは他の人達の視線を浴びつつ、間違えないように歌わなけれなりませんので、多少なりとも緊張しますよね。
特にカラオケでは、上半身(首・肩など)を力みがちなので、下のような運動をするとリラックスできると思います。
・首を左右に振る
・肩を軽く回す
・軽いジャンプを数回する
また、顔・口の力みをとるには、下のような運動がオススメです。
・目を適度に開く
・鼻の穴を軽く開く
・口角を軽く上げる
喉のリラックス
喉のリラックスとは、喉が力んでいない状態のことで、この状態を『喉が開いている』とも言います。
逆に喉が力んでいる状態のことを、『喉が閉じている』とも言い、このような状態で発される声は、『喉声』と言われています。
喉声とは、喉に力が入るなどして、ノドを締め付けた状態で出す声のこと。
『喉が開いている』と言われても、いまいちピンと来ない方は、こちらの動画をご覧ください。
いかがでしたか?
喉の周りには、モノを飲み込むための筋肉と、声を出すための筋肉がありますが、前者は発声には全く関係ありません。
発声の為には、上の動画で紹介されている『喉の開き』が必要です。
低音の声を出す方法~腹式呼吸法~
豊かな響きの低音には、腹式呼吸が欠かせません。
文字では伝えにくいので、腹式呼吸はこちらの動画を参考にしてください♪
低い声を出す方法~練習方法・トレーニング法~
さぁ、低い声を出す準備が整ったら、あとはトレーニングをするだけです!
低音を出すトレーニングとは、自分の声の最低音階の音を出すこと。
もしピアノやキーボードをお持ちなら、最低音階の音を出しながら、「アー」と声に出してみましょう。
ギリギリでるかでないかの音を声に出すと、最初はカッスカスの声にならない声しかでませんが、これでOK!
これを続けることで、声帯を鍛えるとともに、吐く息に低い声を乗せる感覚、そして低音の響かせ方を掴めるようになります。
最初はカッスカスの声にならない声だったのが、ちゃんとした声になっていき、1音1音ずつですが音域を広げることができていきます。
また、低い声だけでなく、高い声でも同様に音域を広げることが可能です。
文字にするとこれだけなのですが、補足としてこちらの動画が参考になるかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
(もちろん限度はありますが)トレーニングで低い声を出すことは、十分に可能です(^^)
ただ、これまで長い間、無意識に使ってきたあなたの声帯が、すぐに劇的に変化することはありません。
ゆっくり気長に、喉も心もリラックスして、トレーニングに励んでくださいね♪